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--滋賀文化短期大学の概要をお聞かせいただけますか。
田中:学生数600人の小さな大学です。生活文化学科と人間福祉学科があります。「人間福祉」という学科名で認可を受けたのは私どもの短大が初めてです。
--2001年、創立10周年に際して図書館を建設なさったわけですね。
田中:はい、創立10周年ということで、なにかアクセントとなる事業をしたい。それで開学以来の念願である新図書館を建設することになったのです。
--その図書館に、オフィス・スカンジナビアの家具をお使いいただいたわけですが。
田中:そうです。新図書館についてのコンセプトはいろいろあったんですが、家具に結びつけていいますと、教室は教え、学ぶところ、図書館は考えるところ。その場所にふさわしい家具を導入したい――そこからすべてが始まりました。
--教室と図書館では、家具も自ずから違うはずだと。
田中:最初は漠然とですが、「居心地のいい」ということを考えたんですよ。できるだけ長く図書館にいてもらおう。それが、まず頭に浮かびました。教室は机や椅子を見ても、居心地のいいところじゃないでしょう(笑)。それに対して、使い勝手がいい、居心地がいい、ちょっと違った空間にしたかったんです。
--なるほど。その居心地の良さとオフィス・スカンジナビアの家具が、先生のお考えの中で結びついたんですね。
田中:ふと北欧家具が思い浮んだんです。北欧の家具は、線が非常にきれいで印象的ですからね。
--ひらめいたわけですね。
田中:アメリカに行く機会が多いのですが、北欧の家具をよく見かけるんですよ。それから、例えばカリフォルニア大学バークレー校などはキャンパスの緑が実にきれいで、図書館はもちろん立派ですが、大学の周りにある本屋さんが実に感じがいい。お客さんが床に座りこんで本を読んでいたり、気楽に本と接している感じがします。重々しい雰囲気の図書館より、ああいう本屋さんのような明るい雰囲気の方が、今の若い人たちには親しみを持ってもらえるんじゃないかと考えまして。
--従来の大学図書館のイメージと、ちょっと違いますね。
田中:一般的なイメージでいうと、大学の図書館は「重々しい」ということになるんでしょうけど。北欧家具の美しい線と、バークレーのキャンパスの色彩、本屋さんの明るい雰囲気が非常に印象に残って、私の頭の中で結びついたんですね。

--オフィス・スカンジナビアの製品をお知りになったきっかけは。
田中:まずスウェーデン大使館に問い合わせて、商務部に3社紹介してもらいました。
--その中で、オフィス・スカンジナビアにお決めになった理由は何でしょう。
田中:製品を一目見まして、センスの良さ、使い勝手の良さを感じました。これが一番です。学生たちに、こういうセンスの良いものに接してもらいたいと思いましたね。
--機能的な面で、特に注目された点はありましたか。
田中:椅子が非常にいいですね。長く座っていて「居心地がいい」と感じるには、椅子が大事ですからね。それと、木の質感がよろしいですね。
--この家具類の導入については、理事長もプロジェクトに積極的に関わられたとお聞きしていますが。
田中:はい、家具の選定には理事長もたいへん熱心でして、ガデリウスさんにも私と一緒に見においでになりました。カラーコーディネート面はすべてお任せしました。
--全館オフィス・スカンジナビアをお使いになったんですね。
田中:そうです。すべてオフィス・スカンジナビア製品で統一しました。書架はオーダーメイドです。
--理事長はどのようなコーディネーションをなさったんですか。
田中:1階はビーチ(ブナ)を使いまして、椅子の布は織りが入ったブルーとグリーン。地階はバーチ(白樺)を使っています。こちらは雑誌などを多く置いて、学生がリラックスして時間を過ごせるスペースですから、ポップなカラーリングになっています。
--「居心地のいい図書館」を実現するには、家具の素材やカラーも大きな意味を持っているわけですね。
田中:この家具の選定は、建学の理念にも関わっているんです。本学は家庭のような大学を目指しています。事実、小さな大学ですから教師と学生の交流が非常に濃厚です。これは、本学の最大の特徴といってもいいでしょう。こういう教育環境に、オフィス・スカンジナビアの家具は良く合いますし、それが居心地の良さにも結びついているんですね。
もうひとつは、本学は学生の感性を高めることに力を入れているということです。学生たちは将来、福祉やデザイン、情報などの仕事を目指すわけですが、どの仕事にも共通しているのは、感じる力が大切だということです。オフィス・スカンジナビアのような家具を使うことにも、感性を育てるうえで大きな意味があると思います。

--2001年12月10日に、新図書館はオープンしました。学生たちの反応はいかがですか。
田中:エキサイトしていますよ。オープンの日、図書館から出てきた学生がみんなニコニコしている。そこで「どやった? 」と聞いてみたら、みんな「すごい! いいわー」という。そして、ぼくが期待していた言葉が返ってきたんですよ――「居心地がいい」と。嬉しかったですね。
--それは田中先生にとっても理事長にとっても、最高の言葉ですね。さて最後に、今回のプロジェクトに関して、ガデリウスの対応はいかがだったでしょうか。それをお聞かせいただきたいのですが。
田中:我々の注文に対して、よく聞く耳を持っていただいた。それが第一です。無理な注文もしたかもしれませんが(笑)。新図書館を創る過程を、私たちも楽しみながらやらせていただくことができました。
--一番気掛かりだったことは。
田中:それは納期ですね(笑)。一番心配だったんですが、ものの見事に納まりましたから、実はビックリしました。私は、今の2回生にどうしても新しい図書館を使わせてやりたかったんです。在学中にオープンして、彼らもとても喜んでいます。
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ブナ材のデスクとブルーの張地が爽やかな1階の閲覧スペース

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上階まで吹き抜けの雑誌閲覧スペースには2色のチェアを配置
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ラウンジ風の一角。ハイバックのソファに座ってゆったりと読書
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映像資料の閲覧やコンピュータの利用などに集中できる視聴覚室
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壁掛け式のマガジンラックにも木の温もりが活かされている
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ライブラリー全景。卒業生や地域住民にも開放していく方針だ
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受注先:
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学校法人滋賀学園 滋賀文化短期大学
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導入開始年月:
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2001年12月
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導入規模:
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建物:地上1階、地下1
階 書架、デスク、チェアなど2フロア約1,100m2分
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取材協力:
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滋賀文化短期大学
学長 田中愽一さん
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