 |


--御社では、オフィスの移転を契機に、家具をすべてオフィス・スカンジナビアの製品に統一なさったわけですね。
高橋:95年10月ですね。それまでもスウェーデンなど北欧製の家具を使っていたんですが、この機会に同じメーカーで統一しようということで。
--導入に際してはプラニングをコンサルティング会社に依頼されたそうですが。
高橋:本社を通じて、スウェーデンの設計会社にレイアウトや家具の配置、全体のコーディネーションのコンサルティングを依頼しました。おかげで製品も統一されましたし、木のぬくもりでオフィス全体をまとめられたし、働く者にはとてもいい環境ができあがったと思いますね。
--受付や会議室も木の家具とコーポレートカラーのファブリックで統一されていて、さすがにしっかりプラニングされているということを感じますね。
福田:私はよくジグソーパズルに例えるんですが、全体を組み合わせるときちんと絵になっているのがスウェーデン。ひとつひとつのピースを、ここのところをもう少し削ったほうがいいという個別の処理は日本が優れている。このオフィス・デザインを見ても、システムのセットアップや全体のものの流れを把握する考え方というインフラが、スウェーデンにはあるということだと思います。
--オフィスはオープン型ですが、非常にすっきりした印象を受けます。
高橋:キャビネットも背の低い物を使っているので、オフィス全体が見渡せて、視覚的な安心感があるんでしょう。
 |
 日本テトラパック(株)管理本部総務法務部総務課マネージャー 高橋良雄さん
|
--これだけオープンだと、隣の人とついおしゃべりしてしまうとか……。
高橋:口頭の打合せはしやすいですね。誰かの机の前で話をするときも、自分の椅子を置くのに十分なスペースがありますし。デスクの形にアールがついていますので、あちらを向いてもこちらを向いても仕事ができる。デスクのまわりでショートミーティングをすることも、よくありますよ。

--このような木の家具で構成されたオフィス自体が、強いメッセージになっていると思いますが、これは全世界のグループ会社で統一されているわけですね。
高橋:当社には、テトラ・グループ全体の統一を図るスタンダードがあります。海外の姉妹会社のオフィスや工場へ行っても、必ずテトラ・グループとしての雰囲気があるんですね。たとえばデスクはスウェーデン製、床はウッディあるいはレンガなど。そしてコーポレートカラーであるテトラブルー、テトラレッドが窓枠などに用いられている。当社ではコーポレート・アイデンティティに厳密な規定を設けていますが、それとオフィス家具とがうまく調和していると感じます。
福田:私たちが販売しているのは、森林資源を故郷にしているものです。そのこととの共通性を、オフィスを訪れるお客様に感じていただいていると思います。
高橋:どこのオフィスも木のスウェーデン製家具が標準になっていて、決してスチールの家具を使わない。そういうところに、北欧の企業としてのメッセージがあるんですね。
--ヒューマン・リソースの観点から見て、オフィスはどうあるべきだとお考えですか。
高橋:例えば人を採用するとき、小さな机に書類が積み重なっていて、というのと比べると、やはり当社のオフィスの印象はまったく違うと思いますよ。「こういうところで働いてみたい」と思っていただければ、それがより良い人材確保のためのインセンティブになりますからね。
--なるほど。ヒューマン・リソース確保の点からは、かなり高い点が付けられると。
高橋:100点満点といいたいところですが、90点ですかね(笑)。
 日本テトラパック(株)マーケティング部コミュニケーション課マネージャー 福田利夫さん
|
 |
福田:私は、オフィスで重要なのは、営業マンが営業から帰ってきてホッとする要素があるということだと思うんですよ。やはり、働いているのは人間ですから。それと機能性との整合点をどう見つけるか、それが大事なんじゃないでしょうか。
高橋:スペース、デスク、椅子、キャビネット、床、内装、グリーンの配置。トータルに見て、質の高い作業環境であることが必要だなと思います。
|
 |

営業セクションの一画。ゆったりとしたスペースが与えられている

 |
 |
カンパニーカラーの赤と青をあしらった総合受付。打ち合わせもできる
 |

 |
 |
白木のデスクとブルーのチェアが印象的なプレゼンテーション・ルーム
 |
受注先:
|
日本テトラパック株式会社
|
導入開始年月:
|
1995年10月
|
導入規模:
|
デスク、チェア、収納、応接セット、会議室など約160人分
|
取材協力:
 |
管理本部総務法務部総務課 マネージャー 高橋良雄さん マーケティング部コミュニケーション課 マネージャー 福田利夫さん
 |
|
|